◆ 遅刻すんなよ ◆ (フォトショップ使用) |
ラフな下絵にラフに着彩しました。 こんなのは楽だ・・・ 悩む暇が無いくらい簡単に完成したので描いてて楽しい。 かかる時間も短いし。 (チャトは一枚の絵に凝りすぎたり、時間をかけると失敗する傾向強し・・・駄目じゃん!) こんな些細な絵に恐れ多くも水月氏がこの場面の話を考えてくれたのだ! なんて、素敵! (※チャトつけている絵の題名とは関係なし。) 読みたい方はこのまま下へどうぞ。読みたくない方は最下部まで一気にスクロールしてください。 |
◆時計◆ (文:水月) 「早くしろよ。あと10分しかねぇんだぜ?」 「時間がないのはわかってんの。迷うんだからしょうがないじゃない」 「お前、腕時計つけてねぇんだな……。俺が目の前に時計かざしておいてやろうか?」 「携帯で時間見られるじゃない」 「ブレスよりも実用的じゃねぇか」 「はいはい。高いブランドの時計なのはわかったから、目の前でちらちらさせないでよ。余計に選ぶのが遅くなるじゃない」 「羨ましいか? 欲しいのか?」 「……時計つけないし、別にいらないけど?」 「腕、出してみろ」 「なに?」 「ほれ。……ぴったりだろ?」 「これ、ブランドじゃない。って、同じ時計じゃないのよ」 「俺は男物。お前は女物」 「どうしたの?」 「ん? 買った」 「なんで?」 「俺が欲しかったから」 「女物を?」 「違う。俺の腕を見てみろ。ペア時計になるわけだ」 「うわ、やだ。バカップルみたい」 「それを言うなら、俺の一途な愛の結晶だろ」 「ええ、だったら余計につけたくない」 「と言いながらもつけてる彼女であった」 「ブランドものだし、もったいない」 「俺の愛を捨てるのはもったいない」 「……ばっかじゃない?」 「はっきり言われるとこたえるな」 「……そっちがつけてるなら私もこれつけててあげる」 「結局はつけているのであった、と」 (こっそりあとがき:水月) チャトの絵のタイトルどう考えてもこの文から作られた気がして仕方ないのは私の気のせいでしょうか?(笑) |