水月がずっと前からロムしていたイラストサイトの絵師様ミチさんです。
実は先にアップした鬼畜紳士よりも先にいただいた絵(漫画)なのです。
自作を漫画にされたことは初めてなのでむちゃくちゃ狂喜乱舞しました。しかも好き絵師様が。
私の小説以上に渋い男性になってます、彼が。ミチさんの画風のなせるワザ。
以下にそのシーンの文章を抜粋しておきます。ミチさんありがとうございました♪  (by水月)

[本文より抜粋]
「そっか」それが彼の仕事なのだから仕方がない。「さっきも……いろいろとごめん。もう、出て行っていいから」
 彼は立ち去ることなく、ポケットからハンカチを取り出して差し出す。
「なに、これ?」
「出過ぎた真似かとは思いますが」
「これから泣く、と思ってるの?」
「……いえ」
 そう言いつつも、彼がハンカチを引っ込める様子はない。
 そんなに泣きそうな顔をしているのだろうか。壁にかけられた鏡を見たけど、いたって普通の顔をしている。
 泣く、と彼は思っている。用意のいいことに、当人はハンカチを出して待ち構えている。
「いらないから、引っ込めて、それ」
 ハンカチは戻されたけど、彼がそんなことするから、今までのいろんな感情が胸の奥底から湧き出ようとする。
「命令。私を抱きしめなさい」

■小説はこちらから→「命令」(これと対になる続編もあります)
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